減量記録 番外編
これまでは時系列で昨年の秋からの減量記録を書いてきましたが、今日はちょっと番外編を🍀
前回、2023年12月までの減量記録を書かせていただきました。
次回に書く2024年1月に体調を崩してしまうのですが、こちらについて先に書かせていただきます。
実は2024年1月中頃から慢性的な動悸や息を吸っても吸っても酸素が足りないような感覚、手足の痺れや目眩を感じていました。
1月は試験前で繁忙期真っ只中。
倒れるわけにはいかず、レッスン以外の時間はほぼ横になっている状態。
ある日、「もう限界。救急車が必要かも。。。」と思った日があったのですが、その日がたまたま義理兄(医師)の休診日。連絡して指示を仰ごうと思ったら、義理兄から意外な返信が来ました。
「それ、きっと栄養不足💦」と。
実は義理兄との出会いは私がアメリカで大学生だった頃。
姉が結婚の挨拶に義理兄とサンフランシスコに来てくれた時でした。
当時の私もベジタリアン生活をしていて、時折体調が悪くなり、姉を通して義理兄に相談することがありました。
学生の頃のベジタリアン生活、最初の頃は突然お肉を身体が受け付けなくなってしまい、フルーツや生の野菜ばかり食べていました。
そしてその頃の体調不良はまさに「圧倒的なカロリー不足とタンパク質不足」。
考えが及ばず、タンパク質がほぼ摂取できていない状態でした。
それから20年ほど経った今のペスカタリアン生活では・・・
20年前の教訓を活かし、「タンパク質」には並々ならぬ注意を払っていたのですが、次に義理兄に指摘されたのが「鉄分」でした。
繁忙期で減量中の身とはいえ、倒れてはいけないと思い、積極的に炭水化物とタンパク質は摂るように心がけていたのですが、「鉄分」に関しては盲点でした。
繁忙期中はとにかく忙しく、ご飯を座って食べる余裕もないため、「カロリー摂取」を最優先にクリスマスの時期に贈り物で頂いた沢山の焼き菓子やスイーツで暮らしていました💦
(とっても美味しく、幸せにいただいていたんです🎄)
そして、20年前の教訓を活かし、忙しい中でも豆腐はしっかり食べていました。
豆腐のお味噌汁、冷奴、湯豆腐、厚揚げを焼いたもの・・・などなど。
1日1回は必ず豆腐を食べ、大豆には脂質も炭水化物もタンパク質も含まれるから・・・と思っていたのですが、鉄分も含まれるとはいえ、他の食材で補えていない鉄分を豆腐だけで摂るのは無理だった様子💧
実際、その日からパートナーが「鉄分補給食品・サプリ」を買ってきてくれて、摂取し始めると、あっという間に体調不良は改善されました。
そして、無事に繁忙期も終え、春頃に人間ドックを受けた頃には血液検査も良好な結果に。
安心していたのですが、今度は数年前より経過観察をしていた「チョコレート嚢胞」が大きくなっていて、腹腔鏡手術を視野に検討し始めました。
そして、5月頃から手術のために「ホルモン療法」でチョコレート嚢胞を小さくしてから夏の終わりに手術を受ける準備をスタート。
その際の服薬の説明時に副作用として「更年期のような症状の他にカルシウムの摂取率が悪くなる」という説明を受けました。
かなり前置きが長くなりましたが、1月の貧血事件と5月からの新しい薬の服薬を踏まえ、ペスカタリアン生活をしながら「健康的な食生活」をおくるのに、自分一人の知識や力では限界を感じていました。
ネットで「食生活指導」などを検索するも、出てくるのは病院で行われる糖尿病や生活習慣病・肥満の患者さんを対象に治療の一環として行われる検索結果が多く、30キロの減量前ならまだしも、人間ドックで大きな問題が見つかっていない状況では対象外なのかな。。。と思っていました。
更に、実は数年前の人間ドックで体重が50キロ半ばだった頃に、追加のメニューで「栄養指導」をお願いしたのですが、ちょっと期待していたような内容とは違って、問い合わせるのも躊躇してしまいました。
そんな時にふと見つけたのが、「栄養院 Hifumi」さん。
銀座にある施設なのですが、見つけた経緯は本当に偶然に、「大人のためのお稽古」を紹介している Otonami サイトだったんです。
栄養院ひふみさんの院長、佳代さんのインタビューをOtonamiサイトで読むと、「まさに私が探していたアドバイスをしてくださる方なのでは!?」と思ったのですが、サイトで紹介されているワークショップはグループワークショップで、ペスカタリアンの私にはややハードルが高そう。。。
それに、私はどちらかというと、「一般論というよりも、自分に合った食生活指導が欲しい」と思っていたので、ワークショップに参加するというのは少し違うかな?と感じました。
そこで 栄養院 Hifumi さんについて色々調べていくうちに、Otonamiサイト以外でもサービスを提供していらっしゃって、その中に「栄養戦略プランニング」という完全カスタマイズのカウンセリングを見つけました。
現在の食生活を見ていただき、そこからどう改善していくのか、をマンツーマンで教えていただけるプラン。
1月に貧血騒動があり、5月から服薬が始まり、不安を抱えたままあっという間に7月になっていて。。。
ようやく、解決の糸口を見つけたような気持ちでした。
とは言え、実際に伺うまでは不安もあって💦
私はペスカタリアンになってから、外食先などで友人・知人・家族にそのことを話すと「なんでもバランスよく食べた方が良い」というアドバイスを受けることが多く、私の健康を考えてかけてくださる言葉だとは分かりながらも、「お肉が食べられない」ということに理解を示していただくのは、日本ではまだまだ難しいのかな・・・と悩んでいました。
「お肉が食べられない・動物性のものをできれば控えたい」ということには、本当に色々な考えや感情が複雑に絡んでいて、今はまだ説明する言葉が見つからないような状態なのですが、これについてもいつか書くことができるようになればと思っています。
こんな状態で、栄養院Hifumiさんに伺っても、「はい、そんな我儘言わずに、健康的な食生活をしたいなら、なんでも食べてくださいね。」と言われたらどうしよう・・・と不安を抱えて、7月上旬、最短で予約が取れた日に、勇気を出して伺ってみました。
結果、、、院長の佳代さんは私の食べられる物、食べられない物、全てをありのまま尊重してくださり、その中でできる最善策を提案してくださる方でした😢
栄養分析をしていただいた中でも、「そもそも現状のバランスはB判定と悪くなく、海藻類やキノコ類、えごまオイルやアマニオイルを取り入れることによって、食事のバランスは更に良くなる。苦手なものを無理に食べるのではなく、食べられる物の中で上手に組み合わせを考えながら、健康的な食生活を目指しましょう👌」とのことでした。
今の食生活の状態をキチンと書面で分析して説明してくださり、この日から自分がどんな食生活を心がけるべきなのかがクリアになり、とても安心しました🍀
こちらは栄養院Hifumi さんでのアドバイスを元に作ったある日の昼食。
パートナーは出社だったので、本当に自分が食べられる物だけで作りました。
(厚揚げと小松菜の煮浸し、ひじきと切り干し大根と人参の煮物、玄米ご飯、オクラとズッキーニの糠漬け、ごぼう茶🍀 植物性の鉄分はタンパク質と一緒に摂取すると吸収率がアップすると教えていただいたのと、海藻からミネラル摂取を兼ねて。。。)
もちろん、1食で全ての栄養バランスが整うわけではないのですが、無理せず、食べられるものを・・・と考えた結果のメニューでした。
こちらはZENBヌードルのマメロニ(黄エンドウ豆でできたマカロニ)に豆乳ベースで作ったカルボナーラ風のパスタ。ナッツとブルーベリー、キウイフルーツと一緒に。
「ペスカタリアン」と言っても、私が摂取するお魚の量は本当に微量です。。。
実は初回のカウンセリングを受けてから、「魚も無理して食べることはない」と安心して、切身魚をいただくのも外食の時のみです。それも、完全ベジタリアン食をご用意いただける時はお魚も選びません。
一方で、日本で生活をしている中では「出汁」に含まれる鰹節などを避けるのはまだまだ大変です。完全ベジタリアン食を提供してくださるお店では昆布出汁やきのこの出汁を使用していますが、それをベジタリアン食をメインにしていないお店で要求するのも違う気がして、私は敢えて自分の食生活のスタイルを言葉で表すのならば「ペスカタリアン」が分かりやすいかなと思って使っています。
こちらは先日の横浜ベイコートでのディナー。
メインにはお肉ではなく鮑はいかがですか?とのことだったのですが、その前にお魚をいただいていたので、もうお腹いっぱいで「付け合わせの野菜だけでも・・・」とお伝えしたら、こんなに豪華な野菜オンリーのプレートをご用意くださいました💦
(お気遣いが嬉しくて、お腹パンパンだったのですが、全て美味しくいただきました🍀)
↑こちらは先日、我が家の末っ子犬 JJ を「甘やかす会」で伺った鉄板焼きのお店で出していただいた豆腐ハンバーグ。
こちらのお店は度々ブログに登場しますが、「やさいや」という名前からしてお野菜がとってもおいしいお店なのですが、ベジタリアンコースも元々用意されています。(お豆腐ハンバーグは鶏の挽肉が入っていることも多いですが、こちらはお豆腐とお野菜だけ🙌 更に嬉しいことに、ヴィーガン対応なんです😭 )
パートナーとJJはあかうしの鉄板焼きをいただき、私はお野菜と豆腐ハンバーグをいただきました。わんこOKどころか、ベジタリアンもOKなお店、今後もかなりの頻度でお世話になりそうです🍀
一方で、私は仕事柄、お客様からスイーツをいただいたりする機会も多いのですが、その際に「私は動物性のものは一切摂取しません!」というのも、何だか違うな・・・と感じます。
私はティータイムが大好きですし、お客様とお茶の時間を共有するのも大好きです。
時折、アフタヌーンティーやランチ、ディナーなどもご一緒させていただくことがあります。
そんな時に、自分のライフスタイルばかりを優先して気を遣わせてしまうのも嫌ですし、それに何よりも贈っていただいたものはありがたく、美味しくいただきたいです🍀
こちらは仲良くさせていただいている方がお勤めのティールームに友人と伺った際、サービスしていただいたスコーン❤️
「クロテッドクリームがとっても美味しいの💕」とオススメされたら、「動物性の乳製品は食べません!」なんて言わずに、美味しくいただきたいです🍀
(実際、とっても美味しかったです☺️)
↑ こちらも先日、ご近所のお客様と待ち合わせしたコーヒーショップでいただいたコーヒーのブラマンジェ。コーヒーゼリーだからゼラチンに動物性のものが使われているだろうし、そもそもクリームもアイスも乳製品。でも、たまにはいいかな?と美味しくいただきます🍀
ベジタリアンやヴィーガン、ペスカタリアン、色々なライフスタイルがあり、それぞれの人が自分が納得のいく選択ができればと思っているので、私自身は「このお菓子には白砂糖が使われている!」(白砂糖は骨炭が使われているのでベジタリアンの人は避ける傾向にあります)、と目くじらを立てることはしたくないと思っています。
自分で料理をするときはてんさい糖やココナッツシュガーを使用しますが、外食先や購入するスイーツ、贈り物でいただいた物はそのまま楽しむ、そんなライフスタイルが今は心地よく感じます。
パートナーが作ってくれたランチにはカニカマも入っているし、他に何が入っているかわからないけれども(笑)、彼は彼なりに私の食生活スタイルを理解してくれていて、「私が食べれそうなもの」を作ってくれます🍀 なので、作ってもらった時には、「何が入ってるの?」なんて聞きません!
私も人に、「食生活の強要」はしたくないと思っているので、パートナーや家族がお肉やお魚、動物性の食材を食べることに抵抗はありませんし、パートナーが「私に合わせた食事」を作ってくれるように、私もパートナーが好きな「鶏の唐揚げ」を作ることもあります。
食生活のスタイルは割とデリケートなトピックだとは思うのですが、今みたいにお互いを尊重し合いながら暮らせるといいな、と思います🍀
最近、食生活について考えることが多かったのですが、なんともタイムリーに生徒さんの過去問のリスニングに「breatharian・ブリザリアン」の話題が・・・
breatharian とはその名の通り、「空気だけで生きる人」という内容で出題されていたのですが、人の食生活にあれこれ口を出さないべきだと考える私も「え?」と思いました。。。
でも、よくよく調べてみると、「必要のない食事を摂らない」という解釈もあるようで、その説明を読むと「なるほど」と納得する箇所もありました。
ホント、食に関しては色々な考えがあルト頭では分かりつつも、自分の理解を超える範囲の考え方には反応してしまうので、私も人に自分の食生活について何かを言われた時は、「理解してもらえない」という否定的な捉え方をするのではなく、その人が伝えようとしてくれている真意を理解しようと努めたいと思います🍀
最後に・・・
こちらお気に入りのFlaxseed Oil(亜麻仁油)。
種類によっては苦手な亜麻仁油もあるのですが、こちらは好んでサラダなどに使っています☺️
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