すずらん
先日の5月1日はフランスで「すずらんの日」と呼ばれる日でした。
すずらんの日には愛する人やお世話になった人へ「幸運が訪れますように」とすずらんを贈るそうです。
その歴史は1500年代のフランスに遡るそうですが、私はその分野のエキスパートではないため、ここにあれこれ書くのは控えようと思います。
歴史的背景は別としても、すずらんはとても愛らしいお花ですね。
私もすずらんは昔から好きで、今でも小さな庭にすずらんを植えては毎年すずらんの季節を楽しみにしています。
不思議なことに、我が家のすずらんは必ず4月半ば頃からその姿を現し、そして最終週頃には可愛らしい花を咲かせ、5月1日が過ぎると共にその花を散らせ、いつの間にか姿を隠します。
気候なんてその年その年で変動するのに、どうして5月1日に一番可愛らしい様子を見せてくれるのか、、、不思議ですが、なんとも健気で微笑ましい我が家のすずらんです。
今年はショップでもすずらんのアイテムをご紹介させていただきました。
実はもう何年も前からすずらんのプロジェクトは進めてきたのですが、色々とあり、残念ながらそのプロジェクトは当店ではお披露目できそうにありません。
すずらんプロジェクトは私も大きな思い入れがあったためにその残念な気持ちは大きなショックとなりましたが、1つのご縁が無くなると、不思議と違うご縁が繋がるものなのですね。
昨年末にフランスクリスタルの最高峰の1つであるLaliqueの日本代理店様からお声がけいただき、当店でもLalique社の素晴らしい商品をご案内させていただけるようになりました。
Lalique社の創立者であるルネ・ラリック氏も愛したすずらんモチーフはLalique社の代表作にも使われています。
当店は小さな店なので沢山のアイテムをご案内させていただく訳ではなく、いくつかのアイテムを厳選してご案内させていただいています。
その一つが、こちらのすずらんモチーフのパフュームボトル。
ラリックの代表作の復刻版であります。
すずらんそのものを思わせるクリアも素敵ですが、私は深いロイヤルブルーにも強く惹かれました。
そしてもう一つがすずらんのキャンドルホルダー。
こちらのキャンドルホルダーはフラワーベースとしても大変美しい作品です。
フロステッド加工されたクリスタルに映るあたたかな光が心を和ませてくれます。
すずらんプロジェクトで1つ残念な思いをしてからは、思い入れが強かった分、すずらんを目にすることが辛かったのですが、、、Lalique社の作品とのご縁をいただき、また1つあたたかな思い入れが増えました。
そして、私物にもすずらんアイテムを増やす心の余裕が・・・
こちらはショップで扱っている作品では全くないのですが、いつも我が家のリネンでお世話になっているフランジュールさんがご案内しているスズランのタオル類やティーコゼ、ティーマットを新調させていただきました。
ちょうど替え時だった我が家のタオル。。。
こちらのタオルはアメリカのSuperior Pima Cottonを使用してタオルの産地として有名な今治で製造されているそう。(今治タオルとしての登録はしていないそうです。)
しっかりとしたボリューム感なのに柔らかな肌触りとその軽さに惹かれました。
すずらんの刺繍が可愛らしく、1年を通して使用するには季節感が出過ぎるかな?とも思いましたが、家庭用のタオルは誰の目に触れる訳でもないので、季節感には特に拘らず使いたいと思います。
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