マイクロプラスチック?
つい数週間前、海外の知人が紅茶のティーバッグについて興味深いニュース記事を送ってくれました。
日本でも一部の記事で紹介されていたようです。
こちらから → 記事☆
イギリスらしい皮肉な記事はこちらから → 記事☆☆
(この、ミルク?シュガー?それともマイクロプラスチック?というタイトルがなんともイギリスらしく、、、苦笑)
日本でも最近ちょっと良質な紅茶として販売されているティーバッグに使用されているテトラ型のナイロン製のティーバッグからマイクロプラスチックと呼ばれる目に見えないほどの大きさのプラスチック粒子が紅茶と一緒に抽出されるという記事。
このマイクロプラスチックはペットボトルの水にも含まれているそうで、ペットボトルの水に含まれる量からすると人体への影響は確認されていないらしいのですが、紅茶1杯を淹れた時はペットボトルの水に含まれるマイクロプラスチックとは比にならない程の量が抽出されるそうです。(英語の記事を読むと、一説では人間が1年に体内に取り込むマイクロプラスチックは50,000と言われているのに対して、1杯の紅茶に100億以上の粒子が含まれるとか。。。)
テトラ型ティーバッグは従来のティーバッグよりも茶葉がジャンピングするスペースもあるので、CTC製法の茶葉ではなく、限りなくルースティーに近い茶葉が使用されていて、風味も格段に良くなったと感じていたのですが、このような懸念点があるとは今までテトラ型を旅先に持って行っては良くお世話になっていたので正直とても驚きました。
今後はやはりルースティーをゆっくり淹れていただこうかなと、「口に入れるもの」について改めて考えさせられた記事でした。
この記事を読んで、当店では人体への安全性が確認できるまで、これまでお届けしていたノベルティの紅茶を一度休止することとしました。
(人体への影響がないと確認されても、やはりティーバッグではなくルースティー等の代替品へと移行する可能性の方が高いですが。。。)
代わりに、暫くの間は「一口スイーツ」をお届けいたします。
このような研究結果が発表されたことにより、各紅茶メーカーさんの動向が気になりますね。私がよく購入するイギリスの紅茶メーカーの数々もここ7年くらいで殆どがテトラ型のナイロン製に移行していました。
人体への影響もそうですが、このカナダの研究者の最後の発言、「環境を気遣う消費者たちが自分たちが何を買っているかを見直す機会」が特に気になりました。
私自身、ゴミの分別は積極的にしていましたが、まさかティーバッグが環境破壊に繋がるとは夢にも思っていなかったので。。。
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