出逢いを繰り返して学ぶこと。
何かに憧れて、時間をかけてようやく手にしたとしても、その価値に果たして自分が釣り合うか、、、と心配になったり。
「物」はそれを持つ人によって様々な表情を見せると感じています。
いくら持ち物がどんなに良い物であっても、それを持つ人が釣り合っていなかったら、なんだか滑稽に見えたり。
同じ物をある方が手にするととても素敵に見えたのに、自分が持つと何だか不相応に見えたり。
昔から、「手づくり」された物が好きでした。
一点物にも勿論興味はあり、惹かれますが、それよりも私が惹かれるのはそれぞれのメーカーさんの歴史やクラフトマンシップ。そして、今それを継いでいる方々が物づくりに注ぐ想いであります。
(単に一点物で興味が惹かれる物は私には高価過ぎて手が出せない、ということもありますが。)
(バッグなどの革製品は年々時間が経つにつれて変わる色味や柔らかさを楽しみにしていますし、シルバーのカトラリーなどもその表情の変化を楽しみにしています。)
5年前は、「5年使ってから誰かに譲ろう」と思うこともありましたが、今は5年使って誰かに譲るよりも(その誰かもわからないため)、これから先50年以上自分で大切に使い続けたい物を選びたいと思うようになりました。
どちらが良い・悪いではないのですが、私が自身の店でお客様にお求めやすい価格の物を価格だけを買い頃のアピールにしておススメしない理由は、そのものがその人にとって本当に納得いく物でなければ、いつの日か本当に納得いく物に出会えた時に、「スペース的にもう迎えられない」や、「既にある程度の大金を他のものに費やしてしまった」など、本来なら本当に手にすべき物を手にできない妨げになってしまうのではないかと感じるからです。
さて、来週は私が昨年からとても楽しみにしていたオーダーでお作り頂いたリングの手続きに行ってまいります^^
願いや想いを込めているリングだからこそ、人生初の「オーダー」でご縁を感じて、又、信頼できる方から購入させていただきます。
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